日本AVCのブログ

AVCケーブルグランドに特化した情報を発信しています

防水イーサネットについて

今回はLANケーブル(RJ45コネクタ)に防水対策を施す製品のご案内となります。

一般的にLANケーブルの接続は屋内用途ですが、この製品を使用すれば屋外用途の装置/機器類もLAN接続が可能となります。ネットワークコネクタとして、通信機器/装置・LED照明・モニターカメラ等に最適です。

防水イーサネットコネクタケーブルグランド

画像の通り、ロックナット部に特徴があります。

上部はM20x1.5メネジ形状のロックナットで、下部はモジュラージャックの爪有り品と簡単に接続ができる形状となりイーサネットロックナットになります。
※モジュラージャックは別売りです。

屋外用LANケーブルは主に外部被覆にポリエチレンシースを使用しており、耐候性を高めた製品です。

各メーカーにより様々ですが、ケーブルの仕上り外径はΦ8mm以上になる場合が多く、MG20A-08B-KLG-SD・MG20A-10B-KLG-SDを推奨します。

製品案内はこちらから

カタログPDFはこちらから

 

部品構成やご使用方法について

1)LANケーブルをケーブルグランドD/E/F部を貫通させます。

ケーブルグランドD部にスリットがありますので、E部を外しLANケーブルの電線をスリット部から横挿入した後、E部をD部に再装着します。

 

2)モジュラージャックをA部に取付け、筐体にA/C部をネジ締めで固定します。

モジュラージャックがパネル取付式であれば、最後にツメ部がカチッとなるように固定できます。

 

3)LANケーブルとモジュラージャックを接続し、DE部をC部に戻します。

LAN接続完了後にケーブルグランドC部にDE部を挿入します。LANの接続やD/E部がしっかりと装着していることをご確認ください。

 

4)C部とF部をネジ締めすれば完成です。

手締めで強く締めるだけでも固定できます。LANケーブルの電線種類によっては完全防水が難しい場合もあります。防水要求が高い場合は評価後ご使用ください。

 

イーサネットロックナットの取り付けについて

一般的にモジュラージャック・キーストンジャック・LANコネクタ他色々な名称で呼ばれますが、イーサネットロックナットと接続可能なコネクタ形状はパネル取付式で突起・ツメがあり、接続部はおおよそ高さ16mmx横幅14.6mmx奥行9mmになります。

 

モジュラージャックの突起部をイーサネットロックナットに挿入した後、ツメ部を抑え装着します。カチッとなり、簡単に外れません。

 

このようにロックナット内にLAN接続部が見えます。ケーブルグランドとイーサネットロックナットを筐体にネジ締めし固定します。
※LANケーブルのブーツ形状等によっては接続できない場合もあります。

 

これで取り付け完了です。筐体内が防塵防水となり、屋外用途でLAN接続が可能です。  ※上記画像のLANケーブルは屋内用でご参考までとなります。

 

イーサネットロックナットと中継アダプタ

LANモジュラージャック中継アダプタの場合は、LANケーブルの延長が可能です。

Cat5e/Cat6に関わらず、またLANケーブルを延長するモジュラージャック中継用アダプタやシールド付きでも、突起やツメ部があるパネル取付式であれば、同様にご使用できます。

 

参考資料

LAN用モジュラージャックや中継アダプタは別売りとなり、イーサネットロックナットと寸法的に嵌合する一例として以下ご案内します。(これら以外にもあります)

MJJLC6-WHT(白)もしくは-BLK(黒) タイトン社
LFNJJ-6S(シールドタイプ) ジェフコム社
LFNJJ-5ES(シールドタイプ) ジェフコム社
NSJJC5EBK-KEY 日本製線社

 

まとめ

販売開始から約10年経ち、「知る人ぞ知る」商品になりつつありますが、、、継続してご使用いただいている需要家様が多数あります。

コネクタのオスメス接続よりも格安でありながら、防水対応が可能です。是非ご検討ください。。

 

 

 

以上、各種ご要望やご不明な点はお気軽にお問合せ ください。