防水試験機
改めてとなりますが、防水試験機についてご案内いたします。
弊社では、IPx8対応の防水試験機を保有しております。
- 水中でご使用される場合
- 高い防水性能を必要とする場合
- ケーブルが特殊な場合など
防水に不安がありましたら、AVCケーブルグランドとご使用されるケーブルの組合せで防水試験を実施しますので、是非ご活用下さい。
ご使用ケーブルは支給いただくのが前提ですが、防水検証と共に締付トルク値・ギャップ値などをご案内させていただきます♪
試験費用は基本的に無償ですが、ご要望が多種多様に及ぶ場合は有償となります。事前にご相談ください。
【設定条件】
- 水圧0~0.5Mpa(水深0~50m相当)
- 時間60分(以外でも調整可能です)
【対応ネジ】
- Gネジ1/4~1-1/4 ⇒ FGA13~FGA42・FGB13~FGB42
- MネジM6~M40 ⇒ MG12A~MG40A・MGB6~MGB40
※取付部がタップ加工のため、ロックナット固定やその他ネジは対応不可です。
【特徴】
- ポンプアップで簡単に水深50m相当の環境ができます。
- 耐圧容器が透明なため試験中の状況が直視できます。
- 外圧、内圧使用状況に合わせてどちらにも対応できます。
- 実際使用されるケーブルで試験を行いますので信頼度が違います!!
実例紹介
あるユーザー様より、市販されているUSB延長ケーブルでの防水試験のご依頼があり、折角の機会なので試験方法などご紹介します。
【試料/製品】
- スリット入りケーブルグランド:MG25A-06B-ST-SD
- USB2.0リピーターケーブル(サンワサプライ):外径Φ5mm
【試験方法】
- 試験機のフタ部にケーブルグランドを取り付ける
- USB/Aタイプ側から貫通させ、シールネット部を締め込みケーブルを固定する
- 外圧側:トルク値2.2N・m(ギャップ値2.1mm)
- 内圧側:トルク値2.5N・m(ギャップ値1.0mm)
- 防水試験機をセットし、水圧ポンプで0.1Mpa(10m相当)程まで水圧を上げる
- 各バルブを閉じて、水圧を掛け続けた状態を1時間保持する
- ケーブルグランドのゴム部から漏水が無いか目視検査
【SDシリーズ】
SDシリーズ(コネクタ付きケーブル用スーパーグランド)についての詳細は以下よりご覧になれます。
【試験結果】
内圧側・外圧側、共に漏水無く『IPX8/10m/1h』を合格となります。
その後、0.5MPaまで水圧を上げてみましたが、問題なく無事防水できましたので、最終的には『IPX8/50m/1h』となりました。
参考(その他の試験結果)
不定期ですが、ブログにてご依頼いただいた防水試験の結果をUPしております。同サイズであれば、トルク値やギャップ値等ご参考にしてください。
まとめ
ご使用される環境は様々であり、防水を保証するものではありません。しかしご使用されるケーブルをお預かりすることで、より近い防水試験が実施できます。
もし防水でお困り事があれば、お気軽にご相談ください。