ヒートサイクル試験のご案内
AVCケーブルグランドは様々なユーザー様が!様々な環境で!様々な用途で!ご使用いただけます!をモットーに製品展開しております。。
安心してご使用いただけるように少しづつではありますが、信頼性試験データの更新を進めております。
その中の1つであるヒートサイクル試験についてご案内いたしますので、ご参考になれば幸いです。
ヒートサイクル試験で何が分かりますか?
今回も訊いてみました、チャットGPTに。。。
【回答】
ヒートサイクル試験は、製品の信頼性と耐久性を評価するために使用される試験の一種です。この試験は、製品が長期間使用される過程で経験する温度変化や熱ストレスをシミュレートし、製品がどの程度の耐久性を持っているかを評価することができます。
この試験によって、製品が使用中に経験する可能性のある環境条件に耐えられるかどうかが確認できます。例えば、自動車の部品であれば、エンジンが運転中に発生する高温や冷却液の循環による急激な温度変化に耐えられるかどうかを確認することができます。
また、製品の寿命や耐久性についての情報を提供することができます。試験中に製品にどの程度のストレスをかけたかによって、その製品の寿命がどの程度であるかを見積もることができます。これにより、製品の品質改善や開発段階での問題解決に役立てることができます。
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試験規格
JIS C60068-2-14、試験記号Nb(低速温度変化試験)
目的
温度変化やその繰り返しが製品にどのような影響を与えるのかを検証する
試料
ナイロンスーパーグランド(66ナイロン/EPDM):FGA21L-10B、FGA21L-10G
メタルスーパーグランド(真鍮・ニッケルメッキ/66ナイロン/EPDM):FBA21-10
コルゲートチューブ(6ナイロン): NGN-14B
コルゲートチューブ用グランド(66ナイロン/EPDM):N-FGW21-18B
排気用防水保護プラグ(66ナイロン/メンブレン/EPDM):VGA-M12x1.5-ST-B
試験方法
下記手順を1サイクルとし計5サイクル行う
- 槽内温度を常温から-40度まで下降させ、試料を30分間低温にさらす。
- 槽内温度を低温から100度まで上昇させ、試料を30分間高温にさらす。
- 槽内温度を常温まで下げる。
製品の性能評価の為、試験完了後に以下の検証を実施
- 各寸法を測定し歪の有無を確認。
- ケーブルグランド(シールナット側/電線締付部)の戻しトルクを測定。
- ケーブルグランドの防水性能を確認。
- 排気用防水保護プラグの通気性を確認。
結果
- 全試料に歪の発生は見られませんでした。
- ケーブルグランドの戻しトルクは低下したが、その後の防水試験では十分な防水性能(IP68)を確認しました。
- 排気用防水保護プラグは試験後も変化なく通気することが確認できました。
排気用防水保護プラグの通気性が画像では分かりにくい為、動画でご確認下さい。
まとめ
カタログ記載の使用温度範囲-40~105℃にほぼ準じて検証しました。材料レベルでも範囲内であり、問題なくご使用いただけることを実証しました。
このような環境化でのご使用は少ないとは思いますが、、、安心してご使用ください。
今後も各種信頼性試験データの更新作業を進めて行き、順次ご案内させていただきます。