耐油試験のご案内
AVCケーブルグランドは様々なユーザー様が!様々な環境で!様々な用途で!ご使用いただけますをモットーに製品展開しております。。
安心してご使用いただけるように少しづつではありますが、信頼性試験データの更新を進めております。
その中の1つである耐油試験についてご案内いたしますので、ご参考になれば幸いです。
目的
弊社製品使用ゴムの耐油性とシール性能(水・油)への影響を検証する
試料/油種
- ダフニースーパーマルチオイル46 潤滑油 出光興産
- ユシローケン AP-EX-E1 水溶性切削油 ユシロ化学工業
- ソルカット W-11 水溶性切削油 ENEOS
試料/製品
- 標準ケーブルグランド(66ナイロン/EPDMゴム): FGB17-10B
- 耐油ケーブルグランド(66ナイロン/NBRゴム): FGB17-10B-NBR
- 耐薬ケーブルグランド(ポリプロピレン/Vitonゴム): FGA17-10B-FA
試験方法
- 各油に製品を浸漬させ1・3・6か月毎にワッシャー・シール部の硬度を測定する
- 各油浸漬後にケーブルグランドのシール性能(水)を1・3・6か月毎に確認する。
- 各油浸漬後にケーブルグランドのシール性納(油)を1・3・6か月毎に確認する。
試験画像
結果
半年間の促進試験ですが、樹脂部に大きな変化は見られませんでした。しかしゴム部はそれぞれの特性通りの結果となりました。
まとめ
製品にはバラツキがあり、また油種や使用環境にもよるため、あくまでも一例とした参考資料となります。
標準ケーブルグランドのEPDMゴムも合成ゴムであり、雰囲気程度であれば多少耐性があり、ご使用いただけると推測します。(使用事例・採用実績等より)
但し試験報告書の通り、油に浸かる場合はNBR品を推奨します。ゴム部が特注扱いとなり、納期やロットが必要ですが対応可能です。(品番末尾に「-NBR」を付記)
尚、FGB-NBRシリーズ7品番は常時在庫品として、ロット不要でお求めいただけます。
今後も各種信頼性試験データの更新作業を進めて行き、順次ご案内させていただきます。